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介護後進国日本
「そのときが来てから」では手遅れ!




道路を渡れない老人たち リハビリ難民200万人を見捨てる日本。
「寝たきり老人」はこうしてつくられる

著者 神戸 利文

発売 2021年9月



著者はリハビリ専門デイサービス
 「リタポンテ」 代表



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http://cari.jp/





日本の青信号は1m1秒で渡れるとしています。
しかし、高齢者になると歩く速度も衰え、その上膝痛、腰痛、杖での歩行など・・・
とても1mを1秒で横断歩道を渡りきれません。

そんな高齢者は、身体の衰えを感じ自然と家に引きこもりがちになり
急激に身体能力が衰え始めます。
寝たきりになったり、介護支援が必要になったり、認知症のリスクも高まります。

高齢者の介護は・・・
介護になる前の段階から、事前の知識や情報収集がとても重要だと著者は述べています。




□ 介護施設 公的施設 

入居一時金が0円
月額費用はほぼ年金で賄えます。

しかし・・・
特別擁護老人ホームは32万人が待機老人

◎ 特別擁護老人ホーム
原則、要介護3以上の方が対象、緊急度の高い方、低所得の方

◎ 介護老人保護施設
原則、要介護1以上の自宅復帰を目指す方

◎ 介護療養型施設
療養病床とも呼ばれています。
他の施設よりも医療ケアを重点的に行っています。




□ 豊かな老後人生

自治体の支援やサービスを利用しつくす。
介護保険制度を利用する。
社会福祉サービスを詳しく知る。
介護の情報を集める(どのような介護施設を選択すべきか)

身体機能を維持させる。
噛む力、歩く力、転倒のリスクを回避する。
身の回りのことは自分でする。




□ まとめ

親の老後、もしくは自身の老後の為にも
積極的な身体機能訓練や介護の情報は大切です。

そして、あらゆる支援やサービスは申請制となっています。

また、延命拒否に関しても意思表示が必要です。
例えば、自宅に救急車を呼んだ時点で原則、延命措置となります。
人工呼吸や胃ろうなどの延命治療が施されます。

安心で幸せな老後を過ごすための介護支援やサービスなどは
地域のケアマネジャーや地域包括支援スタッフに相談してみるのが良いかもしれません。



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