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一番身近な文学賞
書店員さんが選ぶ文学賞





芥川賞、江戸川乱歩賞、松本清張賞、直木賞・・・
日本には小説を対象にした文学賞が120以上あります。
そんな中、とても親近感が持てる文学書が『本屋大賞』です。

この賞は全国の書店員さんが「一番売りたい本!」を投票で選ぶ文芸賞です。
本を売るスペシャリストの書店員さんは、いったいどんな本を選ぶのか気になりますね。

今回は『本屋大賞』についてざっくりまとめてみました。




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□ 本屋大賞 とは

NPO法人・本屋大賞実行委員会が運営する文学賞です。
2004年に設立されました。

選考基準
新刊を扱う、書店・オンライン書店の書店員さんの投票です。

書店で売りたい本!
本当に面白かった本!
お客様にオススメしたい本!

アルバイトの書店員さんも投票権があります。
そんな、読者との距離がいちばん身近な書店員さんが選ぶ賞です。

まずは、ノミネート作が選ばれ受賞作が決定します。



□ 本屋大賞2022

 2020年12月~2021年11月に刊行された日本の小説

投票に参加した書店員さんは627人(483書店)

ノミネート作は10作


★ 2022年本屋大賞ノミネート10作

赤と青とエスキース
青山美智子

硝子の塔の殺人
知念実希人

黒牢城
米澤穂信

残月記
小田雅久仁

スモールワールズ
一穂ミチ


正欲
朝井リョウ

同志少女よ、敵を撃て
逢坂冬馬


星を掬う
町田そのこ

夜が明ける
西加奈子

六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成


★ 本屋大賞2022 大賞★

2022年4月6日発表


同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬


あらすじ
舞台は第二次世界大戦の独ソ戦
1942年、狙撃兵となった少女セラフィマ
女性狙撃兵訓練学校で自分と同じ境遇の少女たちと共に前線へ・・・
そんな戦地での、倫理観と少女達の絆が描かれています。



□ まとめ

小説は、一年間で一万冊以上(海外本含む)の新刊が出版されているようです。

そして、書店員さんは一年間でどの位の本を読むのでしょう・・・

私は、学生の頃はほぼ毎日のように読書をしていましたが
社会人になると月に4~5冊程度です。

毎年1月位から書店で見かける『本屋大賞』フェア
誰かに読んで欲しい、そして共感して欲しい・・・
そんな想いが詰まっているのを感じ、私もノミネート作を読みたくなります。



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