nobel-prize-1356450_640



リチウムイオン電池と3人の男達
世界初の商品化に成功したのはソニー



2019年10月9日スウェーデンの首都ストックホルムで
ノーベル化学賞の受賞者が発表されました。

マイケル・スタンリー・ウィッティンガムさん(ニューヨーク州立大学ビンガムトン校教授)
ジョン・グッドイナフさん(アメリカ・テキサス大学教授) 97才、至上最高齢!
そして、日本人では27人目の吉野彰さん(旭化成名誉フェロー)

この3人の『リチウムイオン電池への功績』に対してノーベル化学賞が贈られました。
ちなみに授賞式は、アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日に行われます。
そこで、今回はリチウムイオン電池の歴史について調べてみました。


ノーベル賞は全部で6部門
物理学
化学
生理学・医学
文学
平和
※経済学 「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞」



かりるーむ
http://cari.jp/



リチウムイオン電池の歴史

1976年にマイケル・スタンリー・ウィッティンガムにより
電極にリチウムを使用した電池を開発

1980年ジョン・グッドイナフ
水島公一
(東芝研究開発センターエグゼクティブフェロー)らにより
リチウムイオン電池の正極として
「コバルト酸リチウム」が使用できる事を発見
「コバルト酸リチウム」を利用する事でバッテリーの性能を高め
繰り返し充電できる2次電池が開発

1985年に吉野彰により
負極に炭素素材を用いる事で
正極と負極の間をリチウムイオンが移動
エネルギー密度が大幅に向上
「リチウムイオン二次電池」が確立

1991年 ソニーが世界初の商品化に成功

吉野研究室
静岡県富士市にある旭化成の研究所
2005年から10年間、吉野彰が室長を務め研究者らと
「リチウムイオン二次電池」の更なる小型・軽量化を実現


まとめ

今や、スマートフォン、ノートパソコン、電気自動車・・・など
生活には、かかせない『リチウムイオン電池』
多くの日本の企業と研究者が貢献した事がわかりました。
そして、その中の一人、水島公一さんにも
今回、受賞して欲しかったな~と思いました。
この方の貢献はとても大きいと感じました。


リチウムイオン電池
ノーベル賞