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先天性ではない障害
特性があまり知られていません。




強度行動障害をご存知でしょうか?
全国に8000人程いると言われています。

そのほとんどが
自閉症スペクトラム障害、知的障害を併せ持っています。
いわゆる二次障害です。
また、睡眠障害、ADHD《注意欠如・多動症)も起こりやすいと言われています。

◎ 自閉症スペクトラム障害

人間は情報を脳で処理して行動しますが・・・
自閉症の場合、脳の機能の認識、知識、理解に障害があります。


◎ 知的障害

IQ70未満で、軽度、中度、重度、最重度に分かれています。

軽 度 IQ 50-69
中 度 IQ 35-49
重 度 IQ 20-34
最重度 IQ 20未満

そんな、強度行動障害の特性は社会に余り知られていません。




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□ 強度行動障害の特性

自傷行為や物を壊すなど周囲の人に影響を及ぼし
通常考えられない頻度で繰り返されます。

◎ 直接的な他害 

自分の顔を引っ掻く、身体をつねる
膝や肘を打ち付ける、頭部を叩く
他人への噛み付き、殴る、叩く、髪を引っ張る、頭突き
ガラス、家具、電化製品など物を壊す

◎ 間接的な他害

睡眠障害(昼夜逆転)
食事にこだわる
著しい多動
大声、かんしゃく、泣き止まない
衝動性が抑えられない
気持ちが切り替えられない
びっくりしたり混乱してパニックになる



□ 在宅介助の限界

特に、強度行動障害は
思春期~20代に激しさを増します。
家族は1日中、目を離すことができません。
また、食事、排泄、着替えのサポートが必要です。

自分や家族への暴力行為もあります。



□ 施設の不足

2012年、障害者自立支援法が改正され
障害者の平等や自立のために自宅などで暮らす地域への移行が進められました。
よって、入所施設、グループホームは増設されない方向へ進んでいます・・・

ですので障害者の入所施設、グループホームが全国的に不足しています。



□ まとめ

強度行動障害は、思春期からが活発になります。
親も年老いて、親以上の背丈となった子どもを支え続ける難しさがあります。

家族は先の見えない不安を抱え、社会の見守りは難しく
世間から孤立していく可能性があります。

少しでも、強度行動障害の特性が世間に広まれば
ご家族の心の負担が軽減されるかもしれません・・・


◎ 行動援護 
国の福祉サービスで1日8時間支援が受けられます。
低所得世帯は無料です。

youtube↓
強度行動障害の男性と家族の日々





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