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18歳の壁
18歳での自立と厳しい現実




児童相談所と児童養護施設
どちらも、児童福祉法で定められた施設です。

児童相談所は都道府県ある公立の機関で、職員は地方公務員です。

児童養護施設は民間団体が運営している社会福祉法人で、職員は団体職員です。

児童は児童相談所で一時保護され
その後児童養護施設、他へ入所します。

そして現段階では、18歳になると退所します。
それが18歳の壁です。。


今月、厚生労働省は18歳の年齢制限を撤廃する方針を決めました。




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親を失ったり、虐待、貧困、養育不全、ネグレクト・・・などで
親元で暮らせない児童は社会的養護を受けなくてはなりません。

まずは、児童相談所で一時保護されます。

児童相談所は全国に220ヶ所あります。
一時保護所は原則非公開で、一時保護期間は最大2ヶ月です。

その後、児童養護施設・乳児院・児童自立支援施設・障害児施設・・・への入所となります。

他には里親家庭で暮らせるケースもあります。

◎ 里親制度 ◎

養育里親
養子縁組をせずに、要保護児童を預かって養育する里親

専門里親
虐待された児童、非行等の問題を有する児童
身体障害児、知的障害時児などの一定の専門的ケアを必要とする児童を養育する里親

養子縁組里親
養子縁組前提の里親
 



□ 18歳での退所

幼少期に児童相談所に保護され
施設に入所したり里親に預けられる児童は
原則18歳で退所となります。

就職又は、奨学金での進学どちらかを選びます。

そこで、住居確保が一番の課題になります。
賃貸住宅の契約の際には保証人が必要です。
敷金や生活必需品も用意しなくてはなりません。




□ まとめ

18歳で社会へ出ていかなくてはならない児童養護施設の児童は
18歳まで親元で育った児童とは勝手が違う気がします。

帰る家も無く、相談する相手もいない・・・
さぞや将来への孤独や不安を感じることでしょう。

せめて、22歳位までは児童養護施設で暮らしても良いのではないかと感じます。
正直、退所年齢が18歳は驚きました。

私的には、高校を卒業したばかりの児童は子どもにしかみえません・・・



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