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延命治療は望まない!
安らかにその時を迎えたい・・・



皆さんは、リビング・ウィル(Living Will)をご存知ですか?
終末期医療における延命措置についての事前指示書です。

医療技術の進歩により、多くの難病が克服されました。
そして、延命措置により死期を延ばすことも可能となりました。

誰しもが、平穏死、自然死を望み・・・
できれば「ピンピンコロリ」で人生の幕を閉じたいと願います。

その為には、本人の意思が明確に記載されている意思表示が必要な時代です。
それが、リビング・ウイルです。

今回はリビング・ウイルについてご紹介します。




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□ リビング・ウイル(Living Will)とは

延命治療を拒否する意思を示すことができる事前指示書です。

・本人の意思で全ての延命措置を望まない
・延命措置の種類を選べる
・自然死を望むということを本人の意思として書き残せる

ある意味、終末期の医療における生前遺言状とも言えます。

★ DNR 指示(蘇生処置拒否指示)★

末期の状態で入院した患者に対し医師が確認します。

人工呼吸、心臓マッサージ、除細動機による電気ショック・・・心肺蘇生を拒否




□ 延命治療の具体的な処置

人工呼吸器による延命処置

呼吸機能の著しい低下により人工呼吸器をつけ
体内に酸素を送り込み生命を維持します。

人工栄養法による延命処置
胃に穴をあける胃ろうを装着して栄養を摂取し生命を維持します。
点滴で人口栄養剤を投与し意識が無い状態でも生命を維持します。

人工透析による延命治療
自身の腎臓の代わりに人工腎臓フィルター(ダイアライザー)を介し血液を浄化し生命を維持します。

なお、これらの延命措置をいったん開始すると、はずすことは容易ではありません。




□ まとめ

超高齢社会により認知症のリスクも増加しています。
また、新型コロナウイルス感染症により、社会情勢も著しく変化しています。

誰しもが一日でも長く生きたいと思う一方で、苦痛を取り除く緩和医療を望んでいます。

その為にも、ご家族と十分相談し・・・
自身で納得した上での延命措置の内容を記した事前指示書はとても重要なものになります。

なお、日本では法的効力はありません。
変更も破棄も自由にできます。



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